転職情報はどうやって入手すればいいのでしょうか。ここでは転職経験のある看護師の意見を参考にして、効率よく情報を集める方法を紹介します。
インターネットを利用すれば自宅にいながら日本全国の病院の情報を探せます。気になる病院を見つけたらその病院のホームページをすぐに見にいってどのような雰囲気なのか知ることができますし、採用情報のところには給与や勤務時間、病院設備なども記載されています。また、ホームページには患者さんに向けて発信されているページもあり、それを見ると、職員がどのように接しているのかも読み解くことができます。知りたい情報をすぐに確認できるため、情報収集として多くの人がインターネットを活用しています。
病院のホームページでも情報を集められますが、より詳しい情報を知りたいなら転職エージェントに登録するといいでしょう。転職エージェントでは主に求人情報を紹介していますが、サイトでは求人情報以外にも面接での上手な受け答え方や応募書類や自己PRの書き方など、転職に必要なノウハウも掲載されています。転職を考えている看護師には為になる情報ばかりなので、そこから転職活動に必要な知識を集めておくのも有効です。
看護師の転職活動を成功させる上で大切なことは、「どれだけ情報を集めることができたのか」ということです。自分が理想とする病院かどうかを判断するには、求人票に記載されている情報だけでは不十分です。基本的な情報は記載されていますが、実際に働くことを想定すると知りたいのは勤務時間や給与よりも職場の人間関係や雰囲気ではないでしょうか。そのような情報は求人票には記載されていませんし、病院のホームページにはマイナス面は掲載されていないため、本当に知りたい情報を入手することはできません。上辺の情報だけで判断してしまうと、「こんなはずではなかったのに」と転職そのものを後悔してしまいます。そうならないように、事前に詳しい情報をより多く集めて見極めることが大切なのです。
また、情報が多ければ面接で自分をアピールする時に志望した理由を明確に伝えやすくなります。看護師は人手不足ということもあり、求人はたくさんあります。しかし、希望条件に合う病院に転職できるかどうかは別の問題です。採用の確率を高めるためにも採用担当者に自分を印象づけなければなりません。転職エージェントでは病院がどのような人材を求めているのかをよく理解しているため、どうアピールすればいいのかを適切に指導してくれます。