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応募前に確認しておこう「内科的メディカルチェックとは?」

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メディカルチェックとは?~求人を見る前に見るサイト~

内科的メディカルチェック

生活習慣病を予防するには日頃から身体の状態を把握しておくことが大切だとして、メディカルチェックを行う病院が増えています。ここでは内科的メディカルチェックについて詳しくまとめています。

内科的メディカルチェック

内科的メディカルチェックとは

メディカルチェックは生活習慣病の早期発見と治療をはじめ、運動時のリスクを把握するのに有効です。検査内容によって対象年齢が区切られていることはありますが、乳幼児~高齢者まで幅広い年代が検査を受けられます。メディカルチェックは隠れた病気の早期発見と治療に役立ちますがそれだけではありません。スポーツによる内科的急性障害や内科的慢性障害を予防することも目的としています。

内容

内科的メディカルチェックでは主に「問診」「身体計測」「診察」「尿検査」「血液検査」「胸部レントゲン検査」「心電図検査」を行います。問診では既往歴や運動歴、家族の既往歴、自覚症状などを確認します。尿検査では腎疾患の有無を、血液検査では貧血や肝臓病、糖尿病や高脂血症の有無をチェックします。これらの検査の結果、さらに詳しい検査が必要な人や基礎疾患のある人、日常的にハードな運動を行う人には2次検査を行います。
2次検査では、運動負荷心電図検査で不整脈や狭心症などの有無、24時間心電図検査で不整脈を調べます。健康なのに水泳中や潜水中に体調を崩したことがある人には冷水顔面浸水法で検査する場合もあります。その他、先天性心疾患などがある人は心臓超音波検査(心エコー)も行います。

内科的急性障害

スポーツによる内科的急性障害とは、「突然死」や「熱中症」、「低血糖」「心筋梗塞や狭心症などの心疾患」「不整脈」「運動誘発性喘息」「運動誘発性アナフィラキシー」などです。その中でも特に注目すべきは「突然死」です。若い年代ほど運動に関係した突然死が多く、そのうちの80%は心疾患が原因です。心疾患は年代によって要因が異なります。大人の場合は高血圧や糖尿病、喫煙、高脂血症などを要因とした動脈硬化性心疾患がほとんどですが、子どもの場合は主に心筋症や先天性心疾患がほとんどです。心筋症は中学生の頃に発症する場合が多いため、家族に既往歴がある人はメディカルチェックで心電図検査が正常でも経過観察が必要です。また、先天性心疾患がある人は2次検査でさらに詳しく検査しなければなりません。

内科的慢性障害

「疲れやすい」「持久力がなくなった」という症状がある場合は貧血などの内科的慢性障害である可能性が高いです。内科的慢性障害といわれる主な疾患は、「鉄欠乏性貧血」「不整脈や徐脈」「心筋肥大や心拡大」「ランニング中毒」などです。これらは体重や起床時の脈拍を測ったり、疲労度を確認したりと自分の状態を日頃からチェックしておくことが大切です。

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