診療科ごとにメディカルチェックを行っていますが、その中でも特に注目を集めているのが「脳ドック」です。脳ドックとはどのようなものなのか、詳しく見ていきましょう。
脳卒中など脳の病気は前触れなくある日突然発症します。自覚症状もほとんどありません。発症すると麻痺などの後遺症が残ることもありこれまでと同じような生活が続けられない場合もあります。介護が必要な状態になることが多いため、その前に予防することや軽い段階で治療することが大切です。技術の進歩により、脳梗塞やくも膜下出血などの脳血管疾患の死亡率は低下していますが、後遺症が残り介護が必要な状態となることを回避するのは困難です。実際、日本人の死因で脳血管疾患は第4位ですが、要介護になる原因を見ると上位を占めています。
危険因子を早い段階で発見し、発症を未然に防ぐためには定期的に検査を受けることが有効な予防法です。家族に脳血管疾患や心筋梗塞、狭心症などの既往歴がある人や生活習慣病の人、中性脂肪や尿酸値、コレステロール値が高い人は積極的に検査を受けた方がいいでしょう。
近年、脳ドックを行っている病院はたくさんありますが、脳ドックを専門とした「スマート脳ドック」なら予約も簡単にでき、検査も短時間ですみます。わざわざ休暇を取る必要がなく利用する人が増えています。
脳を専門に扱っている診療科ならどこでも検査可能ですが、はじめて行く病院の場合はすぐに予約が取れないこともあります。しかし、スマート脳ドックならWebから予約ができるので24時間いつでも、思い立ったらすぐに予約できます。
スマート脳ドックのサイトにアクセスをして「予約」の項目をクリックしましょう。ページが開いたら内容に従って必要事項を記入していきます。3ヵ月先まで予約ができ土日も開いているので、予定を見ながら都合のよい日時を選ぶといいでしょう。
脳ドックは他の検査と違って採血や尿検査はないので食事制限は必要ありません。予約時間に受付で身分証明書を提示し、整理番号を受け取るだけ、と非常に簡単です。問診も予約の時に入力していますし、クレジットカードで決済していれば支払いもありません。
検査する前に金属チェックを受けますが、アクセサリーを外したり、飾りの多い服は検査着に着替えるだけなので難しいことはありません。多くの場合は靴を脱ぐだけで検査できます。
検査は5分ほどで終わるので苦痛を感じる間もありません。何か異常が見つかれば医師から指導がありますが、何もなければそれで検査は終了です。ここまでの所要時間は長くても20分ほどなので、ランチタイムや会社帰り、買い物のついでなどに立ち寄ることも可能です。
検査結果は1週間ほどしたらインターネットで確認できます。来院する必要はありません。もし問題があった場合は医師と面談して詳しい説明を受けた後、紹介された専門医を受診し、さらに詳しい検査を受けることになります。